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予防接種・ワクチン

2026年(令和8年)4月1日から、名古屋市の高齢者肺炎球菌ワクチンの制度が変更されました。これまでよりも効果が長持ちし、より多くの菌に効く新しいワクチンであるプレベナー20が公費助成の対象となります。

高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種制度の変更について

肺炎は日本の死亡原因の上位を占める病気であり、その原因で最も多い「肺炎球菌」を予防するのがこのワクチンです。特に糖尿病や心臓・呼吸器に持病がある方は重症化しやすいため、早めの準備をおすすめします。

名古屋市に住民票がある方の助成対象と費用

今回の助成を受けられるのは、今までに一度も肺炎球菌ワクチンを打ったことがない方に限定されます。対象年齢や自己負担金は以下の通りです。

対象者 区分 自己負担金
65歳の方 定期接種 5,600円
66歳以上の方 任意接種(市独自の助成) 5,600円
  • 60〜64歳で、心臓や呼吸器等に重い障害がある方も対象になる場合があります。
  • 生活保護・非課税世帯の方は、費用免除制度があります。

初めて接種する際のワクチン選択ガイド

2026年4月以降、初めて接種する方の選び方は非常に簡略化されました。ご自身の年齢や状況に合わせて選択してください。

65歳以上の方

公費助成を利用してプレベナー20を接種するのが標準的であり、最もスムーズな選択肢です。

65歳未満、または過去に接種歴がある方

プレベナー20、または最新のキャップバックスのいずれかを選択します。

プレベナー20 標準的な選択肢で、費用と効果のバランスに優れています。
キャップバックス 予防範囲がより広い最新ワクチンです。ただし費用は少し高くなります。

接種のご予約と当日の持ち物

当院では、肺炎球菌ワクチンのご予約を随時承っております。不明な点があれば診察時にお気軽にご相談ください。

持ち物 住所と年齢が確認できる書類(マイナンバーカード、免許証など)
予約方法 お電話、または受付窓口にて承ります。

著者・監修:さくのやま内科・呼吸器内科院長 岩田 晋

 

 

名古屋市での帯状疱疹ワクチン接種ガイド

帯状疱疹は、子供の頃にかかった水ぼうそうウイルスが体内で再活性化することで発症します。体の片側に強い痛みを伴う発疹が現れるのが特徴で、かからないための予防が何よりも重要です。

帯状疱疹の原因と後遺症のリスク

治療後も痛みが長く残る帯状疱疹後神経痛に悩まされるケースがあります。日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、ワクチンによる対策が推奨されます。

50歳以上における発症リスクの増加

50歳を過ぎると免疫機能が低下し始め、発症リスクが急増します。日本では80歳までに約3人に1人が発症すると言われており、早めの検討が望ましいです。

ワクチンの種類別効果比較

現在、一般的に使用されるワクチンにはシングリックスビケンの2種類があります。医師が患者様の状況に合わせて適切なものを判断します。

  ビケン シングリックス
接種回数 1回 2回(2ヶ月間隔)
助成後の自己負担額 4,200円 21,600円(2回分合計)
予防効果 接種後1年 6割程度 9割程度
接種後5年 4割程度 9割程度
接種後10年 7割程度

ワクチン接種を推奨する対象者

  • 50歳以上の方
  • 糖尿病や呼吸器疾患などの持病がある方
  • 身近に帯状疱疹で苦しまれた方がいる方

名古屋市の費用助成制度の概要

名古屋市に住民登録がある方は、生涯に1度のみ適用される費用助成制度を利用できます。助成対象は、名古屋市に住民登録がある満50歳以上の方です。ワクチンの種類によって条件が異なる場合があるため、事前にご確認ください。

接種によるメリットと副反応

ワクチン接種には、発症リスクの軽減だけでなく、発症時の痛みや重症化の防止、後遺症である帯状疱疹後神経痛の予防効果が期待できます。接種後、数日間は局所の痛みや発熱などの副反応が見られることがありますが、多くは短期間で改善します。

帯状疱疹ワクチンに関するよくあるご質問

過去に罹患したことがあっても接種できますか? はい、可能です。再発を予防するために接種を検討される方も多くいらっしゃいます。
接種前に注意することはありますか? 発熱や体調不良がある場合は、日程を調整してください。受診時に詳しく確認いたします。

接種までの具体的な流れ

  1. 事前の診察
    現在の健康状態を確認するための診察を行います。
  2. 接種の適否判断
    医師がワクチンの種類や接種の可否を適切に判断します。
  3. ワクチン接種の実施
    実際にワクチンを接種します(シングリックスの場合は2回接種が必要です)。

当日接種を希望される方は、事前にお電話でお問い合わせください。

インフルエンザおよびその他の予防接種費用

名古屋市の補助制度を利用することで、対象の方は自己負担を抑えて接種を受けることが可能です。

インフルエンザワクチンの公費助成について

名古屋市に住民登録があり、以下の条件に該当する方は自己負担金1,500円で接種可能です。

  • 接種日に65歳以上の方
  • 60〜64歳で身体障害1級相当の方
  • 生活保護受給者または市民税非課税世帯の方
  • 中国残留邦人等支援給付を受けている方

各種予防接種の料金一覧

当院で実施している主な予防接種の料金表です。価格はすべて税込表記となります。

実施内容 料金(税込)
インフルエンザ 3,600円
帯状疱疹ワクチン(ビケン) 4,200円
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) 21,600円(2回分)
新型コロナワクチン(名古屋市補助あり) 7,700円
新型コロナワクチン(補助なし) 16,000円
肺炎球菌ワクチン(プレベナー/補助あり) 5,600円
肺炎球菌ワクチン(プレベナー/補助なし) 11,000円
肺炎球菌ワクチン(キャップバックス) 14,000円

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