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禁煙治療

名古屋市緑区のさくのやま内科・呼吸器内科では、タバコをやめたいと願う皆さんの思いに寄り添い、医学的な根拠に基づいた禁煙治療を提供しています。禁煙は単なる「根性」や「意志」の問題ではなく、ニコチン依存症という脳の仕組みに関わる病気として治療を行うことが大切です。日本呼吸器学会専門医を含む3つの専門医資格を持つ医師が、患者さん一人ひとりの喫煙状況や健康状態を精密に診断し、無理なく進められるオーダーメイドの禁煙プログラムを提案します。長引く咳や息切れが気になる方も、呼吸器のスペシャリストが肺の状態をしっかり確認しながらサポートいたしますので、どうぞ安心して一歩を踏み出してください。

禁煙治療とは

禁煙治療とは、タバコに対する心理的な依存と、ニコチンによる物理的な依存の双方から脱却することを目指す医療プログラムです。多くの方が自力での禁煙に挑戦し、何度も挫折を経験されていますが、それは決して意志が弱いからではありません。ニコチンは非常に強力な依存性を持っており、自力での禁煙成功率はわずか5パーセント程度と言われるほど困難なものなのです。

病院での治療では、以下のようなアプローチで禁煙のハードルを下げていきます。

  • 離脱症状(イライラや集中力の低下など)を和らげる禁煙補助薬の処方
  • 呼気中一酸化炭素濃度の測定による「見える化」でのモチベーション維持
  • 生活習慣の中でタバコを吸いたくなる場面への具体的な対処法の指導
  • 呼吸器の専門的な視点による健康状態の継続的なチェック

このように、医学的なサポートを受けることで、自力で行うよりも成功率が大幅に高まることが証明されています。名古屋市緑区の当院では、通いやすい環境を整え、皆さんの健やかな呼吸を取り戻すお手伝いをいたします。

保険適用で受けられる禁煙治療の条件

禁煙治療は、一定の要件を満たすことで健康保険が適用されます。以下の4つの項目すべてに該当する方が対象となります。

  1. ニコチン依存症診断テスト(TDS)で5点以上であること
  2. 35歳以上の場合、喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること(35歳未満は制限なし)
  3. 直ちに禁煙を始めたいという意志があること
  4. 禁煙治療を受けることに文書で同意すること

ご自身が対象になるかどうか不安な場合も、診察時に丁寧にお話を伺いますのでご安心ください。

禁煙治療の流れとプログラムの内容

標準的な禁煙治療は、12週間(約3ヶ月)の期間で合計5回の診察を行います。無理なくステップアップできるよう設計されています。

禁煙外来

初回診察(禁煙のスタート)

現在の喫煙状況や健康状態を確認し、ニコチン依存度を判定します。また、吐き出す息の中に含まれる一酸化炭素濃度を測定し、タバコによる体内への影響を数値で確認します。今後の治療方針を決定し、禁煙補助薬の処方を開始します。この日から禁煙が始まります。

2回目から4回目(禁煙の継続)

禁煙開始から2週間、4週間、8週間後のタイミングで受診していただきます。禁煙の継続状況を確認し、離脱症状への対処法をアドバイスします。薬の副作用がないかを確認しながら、必要に応じて投与量を調整します。一酸化炭素の数値が下がっていくことで、肺の回復を実感していただける時期です。

5回目(禁煙の達成と卒業)

12週間が経過し、禁煙を継続できていれば成功です。終了証書をお渡しし、今後の健康維持についてお話しします。万が一、途中で吸ってしまった場合でも、そこで諦めずに最後まで通い続けることが、将来の再挑戦に向けた大切な経験になります。

禁煙の過程で、肺の機能が心配な方は、専門的な検査を組み合わせることも可能です。詳しい検査については「呼吸器系の病気」のページを参照してください。

料金について

禁煙治療を保険診療で受ける場合の費用は、自己負担3割の方で3ヶ月合計で約12,000円から17,000円程度が目安となります。これには診察料と処方箋料、薬剤費が含まれます。毎日1箱のタバコを購入している場合、約1ヶ月分のタバコ代で、将来の健康を守るための治療が受けられる計算になります。

禁煙治療費用の目安(3割負担の場合)

診察回数 内容 費用の目安
初診(1回目) カウンセリング・検査・薬の処方 約3,000円から4,000円
再診(2から4回目) 経過確認・指導・薬の処方 約2,000円から3,000円
最終診(5回目) 成功確認・健康相談 約2,000円から3,000円

※使用する薬剤(貼り薬や飲み薬)の種類によって金額は前後します。

名古屋市の禁煙治療費助成制度

名古屋市にお住まいの方は、市独自の助成金制度を利用できる場合があります。助成を受けることで、家計への負担をさらに抑えて治療を完了させることが可能です。対象条件や申請方法など、具体的な内容については当院の窓口でお気軽にお尋ねください。地域に根ざしたクリニックとして、制度の活用も含めて親身にサポートいたします。

禁煙治療についてのよくある質問

Q1. 何十年もタバコを吸ってきましたが、今さら禁煙しても意味はありますか?

A1. 決して遅すぎることはありません。禁煙を開始した直後から、血圧や脈拍が安定し、数日以内には味覚や嗅覚が回復し始めます。数ヶ月後には呼吸が楽になり、数年後には心筋梗塞や肺がんなどの病気のリスクが大幅に低下します。将来の息切れを防ぐために、今始めることが何より大切です。

Q2. 禁煙外来に通えば、自分の意志が弱くても大丈夫ですか?

A2. はい、大丈夫です。禁煙外来は「意志の力」に頼らず、「医学の力」で脳の依存状態を緩和するための場所です。お薬によってタバコをおいしく感じにくくしたり、イライラを抑えたりすることで、無理なくタバコから離れることができます。私たちはあなたの味方ですので、リラックスして通ってください。

Q3. 以前、禁煙外来に通いましたが失敗してしまいました。再挑戦はできますか?

A3. もちろん可能です。過去の失敗は、あなたに合った対策を練るための貴重なデータになります。なぜ再開してしまったのかを一緒に分析し、新しい作戦を立てましょう。ただし、保険診療での再挑戦には前回の治療開始から1年以上経過している必要があるため、時期についてはご相談ください。

Q4. 禁煙すると太ると聞いたのですが本当ですか?

A4. 味覚が良くなり食事がおいしくなるため、一時的に体重が増える方は少なくありません。しかし、喫煙を続けることによる動脈硬化や肺への悪影響は、数キロの体重増加よりもはるかに深刻なリスクです。まずは禁煙を優先し、その後に体重管理を一緒に考えていきましょう。当院では「生活習慣病について」のページで栄養面のご相談も承っています。

当院でおこなっている禁煙治療の診療について

さくのやま内科・呼吸器内科では、呼吸器疾患のスペシャリストによる質の高い禁煙外来を実践しています。当院の強みは、単にタバコを止めるだけでなく、喫煙によって影響を受けた肺の状態を専門的に評価できる点にあります。

長年の喫煙は、肺胞が壊れて呼吸が苦しくなるCOPD(肺気腫)を引き起こしている可能性があります。当院では以下の点に注力して診療を行っています。

  • 日本呼吸器学会専門医としての精密な肺機能診断
  • 禁煙中に気になる咳や痰に対する適切なアプローチ
  • 患者さんのライフスタイル(仕事や家庭環境)に合わせた薬剤の選択
  • 看護師も含めたチーム体制による、温かいメンタルケア

禁煙は「苦しい修行」ではなく、あなたが本来持っている健やかな呼吸を取り戻す「ポジティブな投資」です。名古屋市緑区作の山町の静かな環境の中で、落ち着いて自分自身の健康と向き合える時間を提供します。みどり市民病院北からも近く、地域の基幹病院とも連携しながら、皆さんの健康寿命を延ばすお手伝いを全力で行います。

COPDが心配な方の詳細については「COPD(肺気腫)の治療」のページを参照してください。

院長より

さくのやま内科・呼吸器内科、院長の岩田晋です。私はこれまで呼吸器の専門医として、数多くの患者さんと向き合ってきました。その中で、タバコによる病気で苦しむ方を一人でも減らしたいという強い思いから、禁煙治療に力を入れています。

私は日本呼吸器学会専門医日本アレルギー学会専門医日本呼吸器内視鏡学会専門医の3つの資格を持ち、呼吸器疾患のスペシャリストとして、咳や息切れ、肺の状態をトータルで診断できる強みがあります。「もう何十年も吸っているから手遅れだ」と諦めないでください。禁煙を始めたその日から、あなたの体は確実に回復へと向かい始めます。

タバコを止めることで、あなた自身の健康はもちろん、大切なご家族を受動喫煙の害から守ることができます。お孫さんと笑顔で走り回れる体力を維持するために、あるいは将来の息苦しさを防ぐために、私たちが全力で並走します。当院は、患者さんの不安を否定することなく、寄り添いながら共に歩むオーダーメイド医療を大切にしています。どうぞ肩の力を抜いて、まずは気軽にお悩みを聞かせてください。

受診をご検討中の方へのご案内については「初診の方へ」のページも併せてご覧ください。名古屋市緑区や近隣にお住まいの皆さんの健やかな呼吸を、スタッフ一同心より支えてまいります。

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